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流産

【第2子妊活】流産手術日が決定、12週の壁の本当の意味を知る

panda

再受診と手術日決定

1月27日(金)の初回妊婦検診でまさかの心拍停止、11週稽留流産が判明してから、3日後。1月30日(月)に再受診をし、もう一度エコーで赤ちゃんの様子を確認しました。

前回の担当医の説明から、ここで赤ちゃんが息を吹き返すことはないということは理解できていましたし、今回が最終確認、そして手術日決定になるのだろうとわかっていました。

そして、その予想のとおり、やはり、再度エコーを当てても、赤ちゃんは動いていまぜんでした。悪阻も相変わらずきつかったので、もう生きて産むことができないのであれば、せめてこの吐き気を早くとめてほしいと、なるべく早く手術できる日で日程を組んでもらうよう、お願いしました。

翌日にでも手術をしたかったのですが、手術予定が立て込んでいて、4日後の、2月3日(金)に手術日が決定しました。

赤ちゃんの心拍停止が告げられてから、ここまで、私が泣くことはなく、落ち込んではいましたが、常にどこか冷静でした。自分の気持ちに蓋をしていないか?今は落ち着いていても、後からどっと来たりしないかな?と、逆にちょっと自分自身で心配にもなりました。

今思えば、あの時は、目の前の手術等、とりあえずこなさないといけないこともありましたし、無意識に、ゆっくりと悲しみを昇華するという防衛策を採っていたのかもしれません。この後、手術やその他のいろいろが落ち着いたタイミングで、布団でぼーっとしているときに、一度だけ、つーっと涙が出た時がありました。

悲しみの受け止め方や昇華方法は人それぞれです。わーっと感情的になって泣いて、前に進める方もいれば、私のように、なるべく冷静に事態を受け止めて、一つ一つこなしていって、落ち着いたタイミングでやっと悲しみを受け止められる方もいるかなと思います。

手術内容の説明

手術の予定を調整する際、医師から手術の内容について説明されました。私の場合は、妊娠11週での流産となるため、ギリギリ早期流産となること、また、その病院では吸引法をとっていることが説明されました。

吸引法?てっきり、かきだし(ソウハ法)ってやつだと思っていた私は、家に帰ってから、吸引法について、調べてみました。で、わかったことは(あくまで、ド文系素人の私が調べて理解した内容をまとめただけですが)、

妊活ぱんだ
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吸引法とは、

  • 筒状になった金属棒を子宮の中に入れて、手動又は電動で吸引をかけることで、子宮の中の胎児や胎盤を吸い取る方法
  • 日本では吸引法よりソウハ法が多く取られきたが、WHOは、吸引法の方を推奨している(ソウハ法でも、経験豊富な医師であれば大丈夫そう)

文字だけだとイメージがつきづらかったのですが、いろんなページにイメージ図も載っていました。それを見ると、膣からポンプのようなものをいいれて、赤ちゃんや胎盤を吸い出すんだな?手動だとポンプのようなもの、電動だと掃除機のような機械?と、イメージがつきました。

そして、病院で渡された簡単な手術の説明書をみて、恐怖に陥ったのが、これです。

えぇぇぇぇ?てっきり、諏訪マタでの採卵手術みたいに、寝かせてくれるのかと思ったら!!!この産院(大学病院)では、流産手術では寝かせてくれないとわかり…噓でしょ!?どれくらい痛いの?と、検索しまくりましたが…

痛いって言っている人もいたり、そうでもなかったって言っている人もいたり…よくわからないけど、病院がそのほうが安全だと言っているんだし、みんな耐えられているということは、何とかなるんだろう(涙)と、思うしかありませんでした

「12週の壁」の意味を知る

また、この時、調べていてわかったのは、12週の壁は、医療的にも法的にも違いがあるということでした。

妊活ぱんだ
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妊娠12週後の流産は、

  • 後期流産(死産)となり、手術ではなく、陣痛を人工的に起こして、出産と同じ方法をとる【医療的な違い】
  • 処置後、役場に死産届を出し、赤ちゃんの遺体は火葬する必要がある【法的な違い】

12週までの流産は、ほとんどが赤ちゃんの染色体異常によるもので、9割の流産がこの週までに起きるらしいので、そこらへんが12週の壁と言われるゆえんぽいですが。そこらへんも加味して、医療的にも法的にも12週で線がひかれているのかもしれません。

また、不妊治療をしている身として重要なのが、体外受精の保険適用でも、12週前か後かで大きく違いがあることがわかりました(2023年2月時点で調べた情報です)。

妊活ぱんだ
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体外受精の保険適用における12週の壁とは?

  • 体外受精の保険適用回数は、1子ごとに移植6回(治療開始時点で40歳以上の場合は3回)まで。
  • 一度出産すると、過去の保険適用回数はリセットできる(つまり、第1子を6回目で授かっても、第2子はまた6回保険適用できる)。
  • 12週を超えての流産(死産)の場合も、リセットできる

リセットできる、という言い方はちょっとおかしいのかもしれませんが。つまり、12週の壁を越えていた場合は、死産届も出しますし、出産に準じた扱いとしてみなされるので、保険適用回数もリセットされて、また6回保険適用できますよ、と。

私の場合は、11週での流産なので、保険適用の意味だけに限ると、化学流産と同じ。つまり、1回の胚移植としてカウントされてしまい、過去の保険適用回数をリセットできません

第2子妊活では、このときすでに4回目の胚移植でしたが、最初の2回は、保険適用前に行っていました。つまり、この時点で、私に残された保険適用での胚移植は、あと4回、ということです。

正直、これを知った時は、最初は、心拍停止があと5日後であれば、リセットできたのに。そしたら、あと6回、保険適用できたのに、、、これも含めて「12週の壁」なのか、と思いました。

でも、一般的には、9割の人が、体外受精4回目までに出産できる、と、何かの記事で読んだことがあったので、再挑戦の区切りとしては、ちょうどいいのかもしれないな、と思い直しました。あと4回、保険適用の範囲で挑戦してダメだったら、1人っ子の道を選ぶのもいいのかもしれない

年齢的にも(この時、38歳7ケ月)、この後、流産手術をして、回復期間をおいて、再挑戦となると、、、4回やってだめなら、そのころちょうど40歳前後で、区切りをつけやすいのかもしれない、と思いました。

第1子妊活だったら、また考え方は違っていたと思います。授かるまで、何回でも挑戦しただろうと思います。不妊治療のやめどきは、人それぞれ、本人が納得するタイミングまでやるのが一番です。

私の場合は、保険適用前の体外受精で授かった息子はすくすくと育っていて、これから、この子にかかる教育費もあります。保険適用の回数で区切りをつけるというのも、一つの考え方かな、と、そう思いました(またこの先、考えが変わる可能性もありますが)。

長い妊活経験を経て、1人でも授かったこと自体、ありがたい、と、思うようにもなりました。授けてもらえたこの子を育てていく事を第一にしつつも、やっぱりもう一人欲しい。自分自身が後悔しないように、納得できるところまで頑張って、それでダメなら区切りをつけよう、と思いました。

手術に向けて準備

さて、当時の話に戻ります。月曜日に再受診し、金曜日に手術となったので、手術を待つ間の火、水、金は、仕事に行けてしまうこととなってしまいました。

でも、悪阻もきついし、精神的にも、さすがに、仕事をする気にはなれない。事情を知っている若い部下だって、男性上司だって、無理して出てこられても、反応に困るだろうし…。それに、手術を待つ間に、突然の大出血で自然排出が始まる可能性もある…。職場でいきなり大出血なんてしたら、大変…。

ということで、休もうと思いました。幸い、優秀な部下のおかげで、今、私が休んでも大事になるような仕事はない。というか、客観的に考えたら、こんな時にまで無理してまでやる仕事なんてない、休もう!と。

上司と部下には、本当に申し訳ない!というテイをとりつつ(笑)連絡し、思いっきり休むことにした。

手術は、1泊2日になるとのことだったので、その間の息子の世話は、夫がワンオペでやることになります。うちは、両家の実家とも遠方なので、文字通り、完全ワンオペです。昼間は保育園があるので、仕事には行けますが、夕方のお迎えから夕ご飯、夜の寝かしつけ、次の日の朝の支度や保育園につれていくところまで。

普段から家事、育児はやっている夫なので、大丈夫だとは思いましたが、念のため、いくつか重要ポイントを伝える等、母不在の1泊2日を乗り越えられるように準備しました(笑)。

2歳の息子にも、「ママはお腹痛い痛いだから、お医者さんでちっくん(注射の事)してくるから、明日はパパと寝てねー。」と、言い聞かせました(本人なりに理解しているようでした)。

また、ネットで調べて、手術後の出血が多い場合があるので、ショーツタイプのナプキンを買っておくと便利だと知り、それも用意しました(これは、本当に買っておいてよかったと、術後、思いました!)。

あとは、死産の経験がある友人達に、話を聞いたり、話をしたりして、心を落ち着かせるようにしました(やはり、こういう時は、経験者と話すのが一番です)。

そんなこんなで、手術日を待っていたのですが、なんと、、、手術予定日の前日に、コロナに感染してしまうという大事件がおきてしまいました!

つづく

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ABOUT ME
妊活ぱんだ
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アラフォーぽっちゃり主婦
結婚4年目の35歳の時、3回目の体外受精で第1子を妊娠、36歳で出産。
現在、第2子妊活中の39歳ぽっちゃり主婦。
第2子妊活は、採卵4回、移植4回目で妊娠するも、11週目に流産。現在、また妊活再開中。

第1子から合わせて、採卵回数10回、移植回数9回の体外受精リピーター。

妊活中の方を応援するブログを発信中!
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